【応募多数】事務職が人気の理由って…?

公開日:2024/10/18  

事務職は、新卒・既卒ともに人気の職種です。とくに女性から圧倒的な人気を誇り、その分、倍率も非常に高い傾向にあります。事務職を希望している方が就職活動を成功させるためには、ほかの志望者と差別化を図る必要があるのです。そこで今回は、事務職が人気の理由と内定を獲得するためのポイントをくわしく解説していきます。就職・転職活動中の方は、ぜひ参考にしてみてください。

事務職は本当に人気が高いの?

厚生労働省が公表した令和5年度のデータによると、すべての職業の有効求人倍率が1.23であるのに対し、事務職全般の有効求人倍率は0.46となっています。また、販売職全般は2.17、サービス業全般は3.24です。

有効求人倍率とは、全国のハローワークでの求職・就職状況を集計し、国が公表する求人数の倍率です。求職者ひとりあたりの求人数を表しており、雇用市場の状況が反映されています。

たとえば、有効求人倍率が1を超える場合、求人数が求職者数を上回る売り手市場であることがわかります。一方で、数値が1未満の場合は、求人数が少ない買い手市場となります。

事務職全般の有効求人倍率は1を切っており、買い手市場であるといえます。その中でも会計事務は0.71、一般事務は0.37であり、会計事務よりも一般事務が人気であることがわかります

いずれにしても、2倍や3倍の求人倍率である販売職やサービス業と比べて、人気の高い職種なのです。

事務職が人気を集める理由

次に、事務職が人気を集める理由を解説します。

ワークライフバランスが整っている

事務職が人気の理由として、週休2日でしっかりと休めることが挙げられます。営業職の場合、業種にもよりますが、週によって休日出勤を求められることがあります。

一方で、事務職の業務内容は社内向けであることが多く、取引先とのやり取りや急なトラブルへの対応を求められることはほとんどありません。そのため、土日出勤の必要がなく、プライベートの時間を大切にできます。

また、事務職は残業がほとんどない点も魅力的です。DODAが公表している「残業時間が少ない職種ランキング」によると、残業時間が最も少ないのは一般事務であるといわれています。

残業時間が少ないということは、残業代で収入アップが見込めないということでもありますが、給料よりもプライベートを大切にしたい方にはピッタリの職種です。このように事務職は、ワークライフバランスが整っていることから、特に若い世代に絶大な人気を誇ります。

体力的負担が少ない

事務職はデスクワークがメインなので、体力的負担が少ないという特徴があります。力仕事はほとんどなく、幅広い年齢層に適しています。年齢を重ねても勤続しやすいでしょう。

新卒の就職先としては「営業職」「技術職」「研究職」「事務職」の4つが一般的ですが、営業職や技術職は、体力に自信のない方から敬遠されがちです。また、研究職は文系の方にとっては候補にも入らないでしょう。

一方、肉体労働がほとんどない事務職は、幅広い層から人気を集めています。

未経験でも応募しやすい

事務職の求人の多くは、未経験者や無資格者でも気軽に応募を受け付けています。そのため、キャリアチェンジを検討している方にとっては、目指しやすい職種となっています。

特別な資格や経験は必要なく、パソコン作業に慣れている方であれば入社後即戦力として働き始めることができます。異業種や他業界からの転職を考えている方にとって魅力的な選択肢でしょう。

このように、事務職は柔軟な応募条件であることから、転職市場で人気を集めています。

精神的ストレスが少ない

事務職は、営業職や販売職と比べて、ノルマに追われることがほとんどありません。そのため、精神的ストレスが比較的少ない点が魅力的です。

営業・販売職は売り上げ目標が掲げられており、達成するためにノルマが課されています。しかし、事務職の場合はノルマが課されることはあまりなく、心理的負担は少ないのです

人間関係のストレスが少ない

事務職は、人間関係のストレスが少ない点も人気の理由のひとつです。事務職は、主に同僚や上司といった社内の人間とのコミュニケーションが中心となっています。

顧客対応がある場合でも、電話やメールでの応対がほとんどであり、対面によるストレスを感じることはないでしょう。小売業や飲食業などでは、顧客や取引先とのやり取りによるトラブルが生じる可能性がありますが、事務職ではそのような心配が要りません。

地理的制約が少ない

製造業や建設業などの場合、職場が工場や現場などに限定されていますが、事務職であれば幅広い選択肢から選べます。地方から都市部までさまざまなオフィスが点在しているので、希望している勤務地の中で自由に選べます。

なお、事務職として採用される場合、採用されたエリア内での勤務と固定されるケースが一般的であるため、転勤を命じられることはほとんどありません。自宅から通える圏内で働きたいと考えている方におすすめです。

また、近年は働き方改革の推進によって在宅勤務という選択肢も広がっており、地理的な制約はさらに緩和されていくでしょう。事務職は、U・Iターン希望の方にとっても魅力的な選択肢といえます。

人気の高い事務職の内定を獲得するポイント

事務職は幅広い層から人気の職種です。そんな中で事務職の内定を獲得するためには、ほかの志望者と差別化を図る必要があります。こちらでは、内定を獲得するためのポイントを2つ紹介します。

就職・転職エージェントを活用する

事務職を希望する方は多いですが、就職・転職活動に力を入れている方は少ない傾向にあります。そこで、就職・転職エージェントを活用することで、ほかの志望者と差をつけることができます。

就職・転職エージェントは無料で利用することができ、選考対策をサポートしてくれます。具体的には、エントリーシートを添削したり、模擬面接をしたりするなどして、内定獲得へと導くのです。

また、面談を通して求職者に合った求人を紹介してくれる点も強みです。自分では思いもよらなかった最適な求人を見つけられることもあります。

事務職は人気の高い職種なので、内定獲得が難しいとされています。そのため、1社でも多く応募することで、就職・転職活動を成功させることができます。

印象に残る志望動機を用意する

事務職を希望する方にとって、とくに悩ましいのが「志望動機」でしょう。多くの志望者が「Excelスキルを活かせるから」「プライベートと両立できるから」といったように、似たり寄ったりな志望動機を挙げがちです。

似たような志望動機だと、人事担当者の目に留まることは難しいでしょう。自身がもつ強みを最大限にアピールできる志望動機を考える必要があります

単にパソコン作業が得意というだけでなく、事務職という仕事のとらえ方を変えることで、ほかの求職者と差別化を図ることができることでしょう。

まとめ

今回は、事務職が人気の理由や内定獲得のためのポイントを紹介しました。厚生労働省の調査によると、事務職はほかの職種と比べて有効求人倍率が低い傾向にあります。

その理由として、ワークライフバランスが整っていることが挙げられます。事務職は、顧客対応や取引先とのやり取りが少ないため、土日にしっかりと休みを取れます。突然の呼び出しなどもほとんどないため、プライベートの時間を大切にできます。

また、デスクワークがメインなので、体力に不安を抱えている方でも心配要りません。そんな人気の高い事務職の内定を獲得するためには、ほかの求職者と差別化を図ることが大切です。

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